ある程度の年代の人なら、かつて巨大掲示板群﹁2ちゃんねる﹂が、かなり“あやしい”存在だったことを覚えているでしょう。独特なネットスラングが飛び交い、リンク先はブラクラ、書き込んでいるのは匿名のユーザーばかり。﹁殺伐﹂﹁アングラ﹂などと形容されていました。 しかし、当時の“名無しさん”たちに取材したところ、返ってきたのは﹁自分に友達が少なかった理由を教えてくれた場所だった﹂﹁いろいろなことに長けた人たちが集まった﹃サーカス﹄に見えた﹂﹁﹃個﹄が求められない心地よさがあった﹂。一般に根付いているイメージとは大きく異なるものでした。 令和元年を迎えた2019年は、2ちゃんねる誕生20周年の年。Twitter、InstagramといったSNSが台頭した今でも使われ続けている“匿名掲示板の魅力”とは何なのでしょうか。 2004年時点の2ちゃんねる入り口︵Webアーカイブより︶ 左‥5ちゃんねる、右‥
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