文部科学省は22日、13年度の新入生から実施する高校の学習指導要領の改訂案を発表した。﹁英語の授業は英語で行うのが基本﹂と明記し、教える英単語数も4割増とする。 高校の改訂案では英語で教える標準的な単語数が1300語から1800語に増加。同様に増える中学とあわせて3千語となる。中高で2400語だった前回改訂の前をさらに上回り、﹁中国や韓国の教育基準並みになる﹂という。 改訂案は﹁授業は英語で﹂を初めてうたった。長年の批判を踏まえ﹁使える英語﹂の習得を目指すという。︵12月22日朝日新聞︶ 水村美苗さんの﹃日本語が亡びるとき﹄を読んで、﹁英語の言語的一元支配﹂が﹁現地語文化﹂をどのように滅ぼすことになるのかについて暗い予測をしているときに、こういう記事を読まされると、ほんとうに気が滅入る。 すでに現在の日本の高校生の英語学力は壊滅的なレベルにある。 それは﹁文法、訳読中心の授業のせいで、オー