本来、同サミットの焦点は核テロ対策であり、今回はロシアのクリミア編入問題が重要テーマだった。その席上、オバマ氏は次のように述べて物議を醸した。 ﹁ロシアは隣国に脅威を与える特定地域の強国です。ただそれは本当の強さとは呼べず、弱点の裏返しとも言えるのです。ましてや米国にとって、ロシアは脅威と呼べるだけの国ではありません。マンハッタンが︵テロリストに︶核攻撃される可能性の方が今の米国にとっては脅威なのです﹂ オフレコ発言ではない。オバマ氏が自らの言葉で公式に語った内容だ。マンハッタンという地名まで出している。 そこまで踏み込むと、米諜報機関がニューヨークへのテロ攻撃の情報をつかんでいるかに思える。だがすぐに、ホワイトハウスの国家安全保障会議︵NSC︶のケイトリン・ヘイデン報道官が、﹁機密情報をもとにした話ではなかった﹂と大統領の言説には裏が取れていないと述べた。 しかし2001年9月11日以来
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