Peaceに関するmmmmmasaoのブックマーク (5)
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2つの原爆資料館、その﹁展示﹂が伝えるもの。小田原のどか評﹁広島平和記念資料館﹂2019年4月、広島平和記念資料館で1955年の開館以来3度目となる展示リニューアルが行われた。﹁実物資料で表現すること﹂などを展示方針に掲げたこのリニューアルでは何が変わり、何をもたらしたのか? もうひとつの資料館である長崎原爆資料館における加害展示論争とともに論じ、彫刻家・彫刻史家の小田原のどかが、いまだ見ぬ﹁国立の戦争博物館﹂における展示の未来について問う。 文=小田原のどか 平和資料館本館の﹁ホワイトパノラマ﹂ 提供=広島平和記念資料館 被ばく者なき後に 2019年4月、広島平和記念資料館の全面改修が完了し、1955年の同館開館以来3度目となる展示リニューアルが行われた。これに際し広島では、2010年から有識者を交えた検討会議が25回開かれ、どのような展示がつくられるべきかの議論が重ねられていた。ここで
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広島への原爆投下から6日で74年となった。原爆犠牲者の遺品などを展示する広島市の広島平和記念資料館︵原爆資料館︶が、およそ30年ぶりに本館を改装。実物資料に重点を置く展示内容とし、資料館の象徴的な存在だった﹁被爆再現人形﹂が展示されなくなったことを産経新聞などが報じている。追悼の意味を込めた展示、風化を防ぐための展示のあり方とは。 筆者は以前、同館を訪れたことがある。防空頭巾に学生服。被爆した方々が身につけていた衣類などの実物資料は印象深かった。一方で、やけどした両手を前に出して歩く様子を表した﹁被爆再現人形﹂の印象は特に強く、今でも脳裏に焼き付いている。 今回の改装で、実物資料ではない﹁被爆再現人形﹂は撤去された。2017年4月26日付の朝日新聞の記事︵東京朝刊29頁︶で、資料館は撤去する理由について﹁模型やジオラマではなく、被爆者の遺品など実物の資料中心の展示にするため﹂と説明している
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原爆被害の悲惨さを伝える広島平和記念資料館がリニューアルした。毎月話題になったニュースを子ども向けにやさしく解説する、小中学生向けの月刊ニュースマガジン﹃ジュニアエラ﹄8月号は、4年半ぶりに全面再開した資料館について紹介した。夏休みにぜひ訪れてみてほしい。 * * * 1945年8月6日、アメリカが広島に投下した原爆がもたらした被害を伝える広島平和記念資料館︵広島市中区、原爆資料館︶が、4月下旬に全面リニューアルオープンした。資料館は、本館が55年、東館は94年に開館。2014年から両館が改修工事のため順番に閉館し、全面再開は約4年半ぶりだ。 展示の内容や方法は大幅に見直された。被爆者の平均年齢は82歳を超え、体験を直接聞けなくなるときもやがて来る。若い世代に原爆の悲惨さをわかりやすく正確に伝えられるよう、実物の資料の展示を重視した。 本館には二つのゾーンを設けた。﹁8月6日のヒ
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原爆犠牲者の遺品など約2万点の資料を収蔵する広島市の広島平和記念資料館︵原爆資料館︶が本館のリニューアルを終え、25日、約4年半ぶりに全面オープンする。現実にあった苦しみに向き合ってほしいと、実物展示に重点を置く一方、説明文は極力抑えた。 資料館は1955年開館の本館と94年開館の東館で構成。東館は2017年4月、展示の更新を終え、公開されている。 メインとなる本館には二つのゾーンを配置。﹁8月6日のヒロシマ﹂ゾーンには爆風で曲がった鉄骨や煙突などの資料、犠牲になった学徒が身につけていた衣服などを展示した。﹁被爆者﹂ゾーンには、被爆死した幼児の三輪車などの遺品や犠牲者の日記や手紙、遺影や遺族の手記を並べた。 それぞれの被爆者や遺族の苦しみに向き合ってもらいたいと、説明パネルなどは最小限にとどめた。実物での展示を重要視し、以前あった3体の﹁被爆再現人形﹂は撤去した。 来館者は東館でジオラマに
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