小倉秀夫とトレーサビリティに関するmohnoのブックマーク (3)
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novtanさんは, 匿名言論が限界なんて言ってしまえるのは情報の取捨選択が出来ない人の言い訳ですよ。 と仰るのですが,攻撃的言辞による弊害って,被害者の側が﹁情報の取捨選択が出来﹂ても,何にも解決しないのです。そういう訳の分からない啖呵って,匿名主義者さんたちからは喝采を浴びるかもしれないけれども,匿名言論により不当な攻撃を受けている人々から相談を受けている私たちからすると,全く無意味なリアクションです。 それと,現実社会に様々な弊害をもたらすある行為を批判しそれを規制していこうとする行動のほとんどは,その種の行為をしない自分を相対的に偉くすることを狙ったものではなく,それはネット上での匿名言論に対する批判についても同様に言えることです。
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匿名でなければできないことがあるにせよ、それが、匿名での誹謗中傷やデマの流布等を放置し、被害者に泣き寝入りを強いてまで守らなければいけないほどの価値のあるものなのかというと、そこは大いに疑問です。 例えば、選挙のシーズンになると、立候補者やその所属政党に関するデマが広範囲に投稿されるのが最近では通例となっています。この種のデマを流布する行為は匿名でないとやりにくいとは思いますが、それは守らなければいけないものなのか大いに疑問です。 選挙以外でも、営業妨害を狙ったデマというのはしばしば見受けられます。動物病院事件などはその典型です。そのような営業妨害をする動機としては、何らかの意趣返しというものもあるでしょうし、ライバル企業をつぶしてやろうというものもあるでしょうし、単におもしろ半分ということもあるでしょう。いずれにせよ、その種の行為は匿名でなければやりにくいことだとは思いますが、それが守る
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﹁実名を名乗って誹謗中傷を行う人もいるからネットの実名可には誹謗中傷対策の意味はない﹂云々という話をされる人は少なからずおられるようです。しかし、これは、﹁抑止力﹂に関する完全な誤解に基づくものです。 一定の行為を抑止するために現在採用されているほとんど全ての制度は、その行為がなされる頻度を相当程度減少させることはできても、その行為を完全に0にすることはできません。他方、その抑止策がなければ誰もがその行為を行うのかと言えば、それが抑止策がとられるほどに反倫理的であることに付き社会のコンセンサスがとられているものであればなおさら、そのようなことはありません。 例えば、日本では、交通事故を減少させるために、飲酒運転が禁止されています。飲酒運転をしたからといって必ず交通事故を引き起こすわけではなく、また、飲酒していなくとも交通事故を引き起こす人は少なからずいるわけですが、飲酒運転禁止というルール
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