民主党の渡辺義彦議員が自己破産手続き中であったことを報告しなかったことに関して,落合先生は﹁一種の議席詐欺と言われても仕方がないでしょう。﹂と言い,町村先生にいたっては,﹁この男、いやに堂々としていて、ジャンパーを頭にかぶるでもなくマスコミの前に出ているが、正気だろうか?﹂とまで言っています。 しかし,就職活動であれ,選挙活動であれ,マイナス評価を受ける可能性が高い属性をわざわざアピールしようとしないことは当然です。自分の属性のうち,ある種の有権者がネガティブに評価する可能性があるものは全て開示すべきだなんてルールを作り出したら大変です。それは,﹁私は,これほどの被差別属性をもっています﹂ということの表明を強いることに繋がりますし,それは,自分の有するその属性は差別ないし偏見を持たれるに値するものであるということを認めさせられることに繋がるからです。 その属性を有するか否かを開示するという
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