﹁ONE PIECE FILM RED﹂の興行収入︵興収︶が100億円に達しました。近年は﹁シン・エヴァンゲリオン劇場版﹂や﹁劇場版 呪術廻戦 0﹂が同じく大台︵100億円︶を突破するなど、アニメ映画の興収が好調です。100億円を突破するアニメ映画といえば、スタジオジブリとディズニー、新海誠監督の作品でした。なぜアニメ映画は好調なのでしょうか。 ◇無視できぬコロナの影響 アニメ映画の快進撃を考えると、新型コロナウイルスの影響を無視できません。2020年に世界的に流行した新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、外出自粛の流れから、次々と公開予定の映画が延期される事態になり、映画館は大打撃を受けました。映画が見られなくなり、巨大なスクリーンで感動を共有しあう映画の魅力を再認識したのです。人間は失って初めて、その価値を強く認識することがあります。 そして本格的な再開のタイミングで、登場したのが﹁