初の女性党首、23年ぶりの委員長交代1月18日に4日間の日程を終えた第29回共産党大会は、田村智子氏の委員長就任という﹁23年ぶりのトップ交代﹂が大きく注目された。102年の党の歴史で初の女性党首が誕生したことは、率直に歓迎したい。 だが、トップ交代という大きな節目にもかかわらず、党大会が共産党の新たな時代を切り開いたとは感じられなかった。むしろ、この20年あまり﹁現実・柔軟路線﹂を掲げ、他の野党と﹁共闘﹂しつつソフトイメージを構築し、政権参画の可能性さえ視野に入れてきた流れから一転、組織が大きく﹁先祖返り﹂しているように思えた。 長い歴史を持つ日本じゅうの組織で現在起きていることかもしれないが、共産党も党内で﹁伝統的価値観﹂と﹁新たな価値観﹂のせめぎ合いが生じていると感じる。党勢が低迷すればするほど、伝統的価値観が強く前面に出てきて、時代の変化に対応できなくなってしまう。そんな苦しい現
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