一つの画面に二つの電卓が並ぶいっぷう変わったアプリが、米アップルのスマートフォン﹁iPhone︵アイフォーン︶﹂と、タブレット端末﹁iPad︵アイパッド︶﹂で公開され、人気を呼んでいる。その名は﹁ダブル計算機﹂。開発したのは、兵庫県の63歳の男性だ。リリース後しばらくはダウンロード数が伸び悩んだが、ある改良を加えたことで数が大幅に増えた。その一工夫とは――。︻後藤豪︼ まず、機能を確認しておこう。画面中央に表示される﹁→﹂や﹁←﹂の矢印キーをタップすると、計算結果をもう一方の電卓に移すことができる。たとえば、片方の電卓で﹁89×15=1335﹂を計算し、矢印キーをタップすることで計算結果の﹁1335﹂がもう一方の計算機に表示される︵写真1︶。そこから計算を続けられる。入力した計算式が表示されたままなので、ミスに気づきやすい。 また、それぞれの計算機で別々の計算をすることも可能だ︵写真2︶。