最近、よく聞かれることなのですが、感染症のリスクを比較するのは容易ではありません。﹁誰にとってのリスクなのか﹂とか、﹁病原性だけで語っていいのか﹂とか、リスクにも、様々な切り口があるからです。 私たちの業界では、疾病のリスク評価について、起きてしまったときの﹁重大性︵影響︶﹂と起きうるかどうかの﹁可能性︵頻度︶﹂のマトリックスで検討するのが一般的です。 ここで言う﹁重大性﹂とは、罹患した場合の重症化率や致命率を指しますが、医療への負荷︵コスト、資源集中︶や社会機能への影響などを含むことがあります。一方、﹁可能性﹂とは、それが発生する確率を示しており、国内外の流行状況や今後拡大しうるかどうかによります。たとえば、エボラは重大な疾患ですが、日本国内で感染する可能性は低いので、そのリスクは低いと評価することができます。 新型コロナに罹患したときの個人に及ぼす影響については、すでに明らかになってい
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