アメリカ大統領選において、激戦州がいかに重要かについては先日の記事に書いた。今回は現地に住む一般の有権者に、選挙直前の今の様子について聞いてみる。 本稿では中西部の﹁ミシガン州﹂に焦点を当てる。20世紀より自動車産業の街として栄え、文化的にはモータウンサウンドが誕生した土地柄だ。 長年民主党が勝ち続けたが、4年前の選挙でトランプ氏が制した。今年も接戦の場で、勝利の鍵を握る地域。ほかの激戦州より、白人労働者階級︵トランプの主な支持者層︶の割合が高い。旧工業地帯や農村部からより多くの支持者を見つけられるかが鍵。世論調査ではバイデン氏が7.6%リード中。 激戦州ミシガンに住む一般有権者のリアルな声エイダン・マックグレース︵Aidan McGrath︶さん・25歳・環境科学者エイダンさんは、水質、土壌、空気の検査をする環境科学者。ミシガン州のグランドラピッズ市という人口20万人ほどの、デトロイトに
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