いくつかの新聞雑誌から川内先生の追悼文を書いてくれという依頼が舞い込んでいます。できるだけ対応するつもりですが、週末は生憎﹁サルまん﹂締切と重なるので、締切の早いところは電話コメントで勘弁していただきました。 川内先生の取材で強烈に覚えているのは、最初の日に取材を終えてホッとして帰宅したら、翌日の朝7時に先生本人から拙宅に電話があり、﹁もう一度インタビューやらないか﹂と言って来られたことです。 取材日に渡していた﹁クイックジャパン﹂創刊号に載っていた石原豪人インタビューをホテルで読んでくださったんですね。﹁石原くんの記事、読んだよ。俺のインタビューは少し堅かったかもしれんな。もう一度やろう﹂ こう言われて、内心万歳三唱で再度滞在先の高輪プリンスホテルに向かいました。そうしたら、二度目のインタビューは全然違った。そこで初めて、先生の口から戦争直前に仮病をつかって軍隊から﹁離脱﹂した話が出たの