夏の暑い盛り、ちりんちりんと風鈴の音とともに、氷ののぼりそして、店のガラス戸に古びた紙で﹁冷やし中華はじめました﹂の文字を見ることがある。その文字列を見ると連続的にだが、普段と何も変わることなく季節の到来を感じる。生活は連続して通り過ぎていて、そろそろ冷やし中華はじめようか、暑い季節になってきたし、食欲も落ちてきた。そんな生活の連続性を感じる。そこには決断といった不連続は存在せず、気負いすることなく淡々と過ぎ去る日常が広がるのみである。 僕は﹃禁煙はじめました。﹄ 喫煙とは長い付き合いで、かれこれ10年近くになるだろうか。その先々で禁煙にチャレンジしては吸う本数を増やしてしまい、いまや1日2箱に届こうとしている。吸っている煙草もセブンスターで、フィルターがついている煙草の中では強い部類だ。ショッポと呼ばれるフィルターがついていない缶たばこがむちゃくちゃ強いとされているが、そこまでは手を出さ
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