物理学‥短期記憶のクールな技術 2017年2月2日 Nature 542, 7639 情報を記録し記憶するため磁性材料を使うのは成熟した技術であるが、スイッチング過程をさらに加速するとともに、スイッチング中に生じる有害な発熱をさらに減少させる方法の探究が今もなお続けられている。今回A Stupakiewiczたちは、この目標を実現する可能性のある方法について報告している。彼らは、強磁性ガーネットの磁気特性に関与するドーパントイオンに伴う特定の電子遷移に注意深く調整したレーザーパルスを使って、強磁性ガーネット膜を光励起し、この光励起を使って、光駆動磁気転移に通常伴うレーザー誘起発熱を生じさせずに、超高速︵20ピコ秒未満︶で磁気情報を書き込めることを示している。
![Nature ハイライト:短期記憶のクールな技術 | Nature | Nature Portfolio](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a2b7f21b6eb2788cafd4d41162637ad6c1b98750/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.natureasia.com%2Fcommon%2Fimg%2Flogos%2Fjournals%2Fnature-logo-sq.png)