ローマ法王のフランシスコ法王は、巨大な犯罪組織のマフィアの拠点となっているイタリア南部を訪れ、法王として初めてマフィアに対し﹁破門にする﹂と述べ、厳しく非難しました。 フランシスコ法王は21日、イタリア南部カラブリア州のピアナ・ディ・シバリを訪れ、10万人以上の信者が集まるなか、屋外でミサを行いました。 このなかでフランシスコ法王は、イタリア最大のマフィアの一つで、この地方を拠点に活動する犯罪組織﹁ヌドランゲタ﹂に言及し、﹁彼らは悪魔を崇拝し、公共の利益を軽視している。このような悪魔とは戦わなくてはならない﹂と述べました。 そのうえで﹁マフィアのような悪魔の道にいるものたちは破門にする﹂と述べ、法王として初めてマフィアに対し﹁破門﹂ということばを用いて厳しく非難しました。 フランシスコ法王はことし3月、マフィアによる犯罪の犠牲者の遺族と面会した際にも、マフィアに対し悪事をやめるよう呼びかけ