日本の子どもの得点微増 数学・理科の国際調査2008年12月10日3時5分印刷ソーシャルブックマーク 延べ59カ国・地域の小学4年生と中学2年生を対象に、国際教育到達度評価学会︵アムステルダム︶が07年に実施した算数・数学と理科の学力調査結果が発表された。前回03年は中2数学の平均点が前々回から9点下がるなど落ち込みが目立ったが、今回は各教科とも前回と同じか2〜5点の微増。順位は中2理科で6位から3位に上がる一方、小4の算数と理科は3位から4位に落ちた。中2数学は前回と同じ5位だった。03年調査と同じ問題の正答率が0.7〜1.9ポイント上がっていることもあり、文部科学省は﹁学力低下に歯止めがかかった﹂と評価している。一方で、専門家には﹁判断するのは時期尚早だ﹂と慎重な見方がある。 調査の名称は国際数学・理科教育動向調査︵TIMSS︶。問題は基礎学力をみるものが中心で、全体の平均点が500