株式投資のおもな目的は、買った株式が上昇した後に売却して利益を得ることにあります。株の世界では、株価が10倍にもなる10倍上昇株(テンバガー)と呼ばれる銘柄が時々登場します。テンバガーになる銘柄にはどのような特徴があるのでしょうか。具体的に今までどのような銘柄がテンバガーになったのかも気になります。今回は、テンバガーについて詳しく解説します。 テンバガーってどういう意味? バガーとは、もともと野球用語で「塁打」という意味です。テンバガーとは1試合で10塁打打つという驚異的な成績を表す言葉として使われていました。これが株式用語に転じて、株価が驚くほどに上昇することを、そう表現するようになったのです。 どのような株式がテンバガーになる? テンバガーになる株の共通項としてまず挙げられるのが、今は株価が低いけれど、企業の業績が急上昇しているという点です。業績がよくてもすでに株価が高い銘柄は、これか
過熱する「超高速取引」、人知超えたミクロ攻防は“究極の錬金術”か“市場崩壊呼び水”か…1/1000秒単位の株売買にインサイダー疑惑、システム負荷懸念も ITを駆使し1千分の1秒単位で株などの自動売買を繰り返す「超高速取引(HFT)」が米国など各国で過熱している。荒稼ぎする業者が続出する一方で、HFTが引き金のシステム障害が世界規模で拡大。当局が規制に乗り出したが、業者は反発している。人知を超えたミクロの攻防は、究極の「錬金術」か、それとも市場崩壊への呼び水なのか。 「1237勝1敗」 投資の世界では成功もあれば失敗もある。トレーダーやヘッジファンドなど金融のプロでもインサイダー情報に手を染めるなど法のしない限り、何年も勝ち続けることなど不可能だ-。そんな世の“常識”が崩れ落ちつつあるとしたら、だれでも驚くだろう。 今年3月。生き馬の目を抜く米ウォール街に、どよめきが広がった。 HFTを手が
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