*前篇はこちらから 日本を﹁中国の映し鏡﹂ではなく他者としてとらえるべきと気づき始めた一部の中国人のあいだでは、一歩踏み込んで日本研究・日本認識の一新を求める動きもある。 たとえば、もともと知日派の閲覧が多いと言われるポータルサイト﹃騰訊︵テンセント︶﹄のオピニオンコーナー﹁大家﹂︵﹁みんな・皆様﹂の意︶に掲載された姜建強氏のエッセイ﹁君の知っている日本はこのようなものか?﹂(http://dajia.qq.com/blog/277148103204715) は、日本における司法の独立・学問の独立・表現の自由・権力者の面子にこだわらない現実的な政策立案・不正に対する厳格な社会的制裁・殺到する中国人観光客への﹁おもてなし﹂にもぬかりない誠実な職業精神などを列挙する︵それは日本に仮託した自国批判とも読める︶。そして、日本との暗い歴史も忘れるべきではないが、感情に流されずに日本の歴史と現実を研究
![講談社『中国の歴史』が中国で大ヒット 日中のソフトパワーに圧倒的な差](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b977dfd7a0fa66e499f196bc0f0315e3aeb5f101/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwedge.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fb%2F1%2F1024%2Fimg_b123ac5763d807ddc3f9ebc7323cae5052615.jpg)