7月7日から北海道・洞爺湖で始まる主要国首脳会議︵洞爺湖サミット︶。その最大のテーマが地球温暖化対策である。2012年で期限が切れる京都議定書の次の枠組みをどのように構築していくか。主要8カ国だけでなく、中国やインドなどの主要排出国を交えて排出削減の中長期目標を議論する。 人類にとって喫緊の課題となった温暖化ガスの排出削減。1つの役割を担うのが森林である。京都議定書で日本に課された削減目標は1990年の排出量の﹁-6%﹂。そのうち﹁3.9%﹂は森林で吸収することを前提としている。脱炭素社会の実現に向けて注目を集める森林。ここにきて、環境面だけでなく、産業面からも関心を集めつつある。 国際的な資源価格の高騰が“終わった業界”に光をともし始めた。 ベニヤなどの合板を製造しているセイホク︵本社東京都文京区︶。2010年上期をめどに、岐阜県中津川市に合板製造工場を新設する。海に面していない岐阜県で
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