9月24日、イスラム国掃討のためシリアでの空爆に踏み切ったことで、米国は﹁終わりなき戦争﹂に踏み出した。写真は米国の戦闘爆撃機。イラク北部上空で23日撮影。米空軍提供︵2014年 ロイター︶ ﹇24日 ロイター﹈ - 米統合参謀本部のメイビル作戦部長は23日、シリアでの空爆を﹁イスラム国を破滅させるための持続的で確かな作戦﹂の始まりだと述べた。作戦はどれぐらい続くのかとの問いに、メイビル氏は﹁数年単位と考えている﹂と答えた。これはまさに、終わりのない戦争の始まりだ。 空爆はシリア領内で行われているが、アサド大統領が率いる殺人政権を狙ったものではない。攻撃対象はあくまで、シリアとイラクにわたる地域に﹁カリフ国家︵預言者ムハンマドの後継者が指導する国家︶﹂樹立を宣言したイスラム国だ。彼らはシリア政府の敵でもある。