今回のコラムでは、地方創生にあたって、﹁形ばかりの﹃タテマエ計画﹄をつくることが、いかに地方にダメージを与えるか﹂ということをお伝えしたいと思います。 地方創生については2014年末に﹁まち・ひと・しごと創生総合戦略﹂が閣議決定され、今後5年の目標や施策、基本的な方向性が国から提示されました。それを受け、各地方自治体でも﹁自らの総合戦略﹂を発表しています。 なぜ自治体は非現実的な計画を平気で出すのか3月3日のコラム﹁地方を滅ぼす﹃名ばかりコンサルタント﹄﹂でも触れましたが、他の地域をパクったような計画や、実効性のない計画は、その自治体を疲弊させるだけです。残念ながら、各地域の”戦略”をウォッチしていると、正直首をかしげたくなるものがいくつも見かけられるのです。 例えば、先日発表された京丹後市︵京都府︶の”戦略”には﹁驚き﹂の声があがっています。なぜかというと、人口がV字回復するというシナ
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