中国と韓国が緊急時に通貨を融通しあう﹁通貨スワップ協定﹂は延長協議がまとまらないまま期限を迎え、アメリカの最新の迎撃ミサイルシステム、﹁THAAD﹂の韓国への配備に中国が反発していることの影響と見られます。 中国と韓国は、協定を延長するかどうか10日も協議を行いましたが、まとまらないまま期限を迎えました。 中国が、アメリカの最新の迎撃ミサイルシステム﹁THAAD﹂の韓国南部への配備に強く反発していることの影響と見られます。 ただ、韓国メディアによると、韓国銀行のイ・ジュヨル︵李柱烈︶総裁は10日午前、記者団に対し、﹁協議は終わっていない﹂と述べ、期限を迎えたあとも協議が続く可能性を示唆しました。 韓国は日本との間の通貨スワップ協定もおととし2月、両国の関係悪化を背景に終了しています。 韓国国内では、中国との協定も期限を迎えたことで、金融市場が混乱した際の対応に影響が出かねないという懸念の声