考え方と教育に関するmuiplaのブックマーク (3)
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平成30年度東京大学卒業式 総長告辞 本日ここに学士の学位を取得し、卒業式を迎えられた10学部、3,017名の卒業生のみなさんに、東京大学の教職員を代表して心からお祝いを申し上げます。また、この日にいたるまで、長い年月、みなさんの成長を支えてこられたご家族の皆様方のご苦労に対し、敬意と感謝の意を表します。本学が送り出した卒業生は、みなさんを含め合計286,106名となりました。1989年1月に始まった平成という時代が今、幕を閉じようとしています。みなさんは平成最後の卒業生として、本学を巣立つことになります。 今からちょうど4年前の2015年4月、私は東京大学総長として初めての入学式に臨みました。みなさんの多くも新入生として、同じ式に出席されていたと思います。その席で私がみなさんに伝えたメッセージの中に、﹁多様性を活力とした協働﹂という言葉がありました。覚えているでしょうか。 それから僅か4
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続く児童虐待事件… ここ数日、児童に対する虐待の事件が続いている… 正座を強要… かかと落とし… ガラス棚にボーリング球のように投げ飛ばす… 両手をネクタイで後ろ手に縛る… 顔にやけど… 息してるから大丈夫… 頭を蹴る… 眠ることを禁じる… 口や目に粘着テープを貼っては剥がす… ガンをつけられ、頭にきた… 嘔吐や下痢を繰り返し、痙攣していた… ニュースを聞くたび、記事を見るたび、その凄惨な光景を想像し、目頭が熱くなるだけでなく、吐き気をもよおし、そして怒りがこみ上げてくる…。共通して感じ取れるのは、大人である親の﹁幼さ﹂だ。抱えるストレスを、弱者である子どもに対し、暴力という形で発散する… この20年で何が変わったのか…⁉︎ 20年前、30年前には聞きもしなかったし、考えもしなかった暴力が、親から子へなされ、そして﹁子どもの死﹂として発覚し、報じられる… もしかすると、20年前、30年前に
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3000人を超える新入生、そして約6000人のご家族のみなさま、その思い出に深く刻まれるであろうこの時をここに共有できることを光栄に存じます。 そして本学への入学を許可された新入生のみなさんが、本当に東京大学で学んでよかったとの深い喜びを抱いて卒業の日を迎えられることを心から願い、そのために本学の一員として微力を尽くしたいと考えます。 入学にあたり、新入生のみなさんには期待もあれば不安もあるでしょう。現在の心境も、各人各様かもしれません。大学で過ごす毎日が始まるこの時期に、これからの時間はどのような選択の場面なのか、ということをいくつかの観点から考えてもらいたいと思います。 まず自分自身にとっての選択。みなさんは、駒場キャンパスの教養学部において前期課程を過ごすことになります。東京大学は、高校卒業・大学入学段階の限られた知識・情報や先入観を頼りに学生がその専門を選択するのは適切ではないと考
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