フミコフミオとはてなに関するmunetakのブックマーク (2)
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生きることに理由や言い訳をつける生き物は人間だけで、僕は、人間を人間たらしめているそういった機能や行動を、美徳であると同時に欠点でもあるんじゃないか、と思っている。この夏まで僕は失業していた。辛いことの方が多い時期だったけれども、おかげで昼間の町並みの様子を観察することも出来たし、何人かの旧知の顔を見つけることも出来た。Tのお母さんもそんな旧知のひとりで、彼女は僕を見つけるなり﹁ま~立派になって﹂と言いながら僕の肩をパンパン叩いた。平日の昼間に、スヌーピーのTシャーツと麻のズボーンのコーデで、サンダルを引っかけている、無精ヒゲの中年男に﹁立派﹂って。おばさんも七十才を超えているはず。﹁ボケてしまわれたのか…﹂と愕然とした。Tは幼稚園から中学校の義務教育タイムまで一緒だった5人の友人のうちのひとりで、ボンクラ度合いでは僕といい勝負が出来る奴だった。ボンクラ同志、仲も良かった。一学年上のバカで
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8ヶ月に及ぶ壮絶な失業期間を経て再就職し、働きはじめてから1週間経過。前職と同業界だが、運輸業、外食業とブラッキーになりがちな業界の底辺を渡り歩いてきた僕にとって初めてのマトモな会社だ。駐車場に痛車が1台停められているのが不安かつ不穏ではあるが、ポケストップは近くにあるし、勤怠管理や福利厚生もしっかりしている。何より同僚たちが﹁敵﹂でない環境は自分本来の仕事に集中できていい。会社ってこんななんだー。おかげさまで充実した時間を過ごせているけど︽いつ誰が邪魔をしてくるのか︾︽次に辞めるのは誰だ︾というハラハラドキドキするだけのアホな緊張感は圧倒的に欠けており物足りないのも正直なところだ。まあ頑張ってみるよ︵仕事については別の機会に書く︶。﹁ご参考までに﹂つって有意義なアドバイスをくれた人、﹁期間工になれ﹂と面白くないジョークを言ってきた人、﹁釜山港に帰れ﹂を応援歌のつもりで歌ってくれたスナック
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