ヨーロッパに関するmuryan_tap3のブックマーク (4)
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ポーランドのドナルド・トゥスク首相︵2024年3月28日撮影︶。(c)Wojtek Radwanski / AFP ︻3月30日 AFP︼ポーランドのドナルド・トゥスク︵Donald Tusk︶首相は29日、欧州は第2次世界大戦︵World War II︶後初めて、﹁戦争前夜﹂を迎えていると述べ、欧州での紛争が現実的な脅威になっていると警鐘を鳴らした。 欧州理事会︵European Council︶の前常任議長︵EU大統領︶でもあるトゥスク氏は、欧州のメディアグループLENAのインタビューで、﹁戦争はもはや過去の概念ではない。現実であり、2年前に始まった。現時点で最も懸念されるのは、文字通りあらゆるシナリオが考えられることだ。このような状況は、1945年以来だ﹂と述べた。 ﹁特に若い世代には衝撃的に聞こえるかもしれないが、戦争前夜という新しい時代が始まったという現実に慣れなければならない。
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デンマークのシルケボー近くの泥炭地で発見されたトーロンマンの穏やかな死に顔の裏には、約2000年前の暴力的な死因が隠されている。同じ泥炭地の中で保存されていた革紐は、彼が絞殺されてから湿地に投げ込まれたことを示唆している。︵ROBERT CLARK/NATIONAL GEOGRAPHIC IMAGE COLLECTION︶ 1640年にドイツのホルシュタイン地方で初めて発見されて以来、まるで生きているかのようなヨーロッパの﹁湿地遺体﹂は人々を魅了し続けてきた。アイルランド、英国、ドイツ、オランダ、ポーランド、スカンジナビア、バルト三国から、これまでに約2000体を超える湿地遺体が発見されている。だが、2023年1月10日付けで考古学の学術誌﹁Antiquity﹂に発表された画期的な論文は、この数字は控えめで、実際の数ははるかに多いかもしれないと推定している。 湿地遺体は私たちに、遠い過去と
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ウクライナは地理的にはヨーロッパでありながら﹁東西の分断線を引き直す﹂という冷戦後の変革の中に入らなかった﹇2023年4月5日、ワルシャワ﹈︵C︶AFP=時事 ロシアによるウクライナ侵攻は二年目に入り、現在も激戦が続く。この戦争をどのように捉えればよいのか。ヨーロッパの安全保障を専門とし、新著﹃欧州戦争としてのウクライナ侵攻﹄︵新潮選書︶を刊行した鶴岡路人氏が、ヨーロッパの国際政治が専門で、ウクライナ研究会副会長も務める東野篤子氏とともに、﹁ウクライナはヨーロッパなのか、違うのか﹂という問題を考える。 *** ﹁宙ぶらりん﹂のウクライナ 東野篤子 ご著書の始めに﹁そもそも、ウクライナは欧州である。同国のEUやNATOへの加盟問題は、それ自体が論争的ではあるものの、ウクライナが欧州の国であり、ウクライナ人が欧州人であることへの異論はあまりないようにみえる﹂︵10ページ︶とあります。私はこれが
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ヴァイキングは概ね八世紀から十一あるいは十二世紀まで活動した北欧の人々で、一般的なイメージではロングシップに乗った赤ら顔の海賊であるが、このイメージは見直されて久しい。本書は名著として名高い1983年に刊行された﹃北の農民ヴァイキング――実力と友情の社会﹄の改題・増補改訂版で、ヴァイキングの歴史を知る上でぜひ読んでおきたい一冊である。 本書の元となった﹃北の農民ヴァイキング――実力と友情の社会﹄の意義について、解説を寄せている小澤実氏は﹃略奪者であるはずのヴァイキングを﹁農民﹂ととらえ直すことにより、日本の学界と読書界にヴァイキングの実態の再定位を求めた﹄︵283頁︶、﹃強固な理論性と実証性﹄︵287頁︶を備えた啓蒙書であるという。その上で、本書の三つの特徴として﹃アイスランドとノルウェーが主たる舞台となっていること﹄︵289頁︶、﹃史料としてサガが多用されていること﹄︵290頁︶、﹃個人
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