人権と政治に関するmuryan_tap3のブックマーク (2)
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多文化時代の市民権―マイノリティの権利と自由主義 作者:ウィル キムリッカ 晃洋書房 Amazon 読んだのは一ヶ月前なので、多少記憶から抜け落ちているところもある。 また、原初が出版されたのは1995年と約三十年前であり、本書のテーマとなる民族的マイノリティや移民の問題は、その後に色々と状況が変わって問題はますます複雑になっている︵とくに移民の問題は日本でもあれこれ騒がれているところだ︶。そいいった状況の変化に合わせながら、ウィル・キムリッカは本書の後にも﹃土着語の政治﹄や﹃多文化主義のゆくえ﹄など、アップデートされた多文化主義論を出版し続けている。……とはいえ、どちらの本もそれぞれ邦訳を読んできたが、キムリッカの基本的な主張は本書から変わってない*1。また、他の二冊は執筆当時の社会の状況をふまえた時事論的な要素が含まれているのに対して、﹃多文化時代の市民権﹄は政治哲学の理論書という側面
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国連におけるジェンダー主流化ーー”all men”から”all human beings”へ 小林綾子 紛争平和研究、グローバル・ガバナンス 国際 #安全保障をみるプリズム#﹁新しいリベラル﹂を構想するために ﹁インドのハンサ・メフタ︵Hansa Mehta︶がいなければ、“Human Rights”でなく“the Rights of Man”の普遍的宣言になっていただろう。…ドミニカ共和国のミネルバ・ベルナルディーノ︵Minerva Bernardino︶は、世界人権宣言の前文に﹁男女の平等﹂という文言を挿入するよう説得した。ベルナルディーノを含むラテンアメリカの女性代表は…男女の同権を認める初の国際合意となった国連憲章起草にも重要な役割を果たし、世界人権宣言に同じ道を開いた︵注1︶。﹂ これは、アントニオ・グテーレス︵António Guterres︶国連事務総長が2018年に行った演
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