ウクライナと書評に関するmusashinotanのブックマーク (2)
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2024年4月に発行された本書は、私がウクライナ問題で感じていた日本での違和感にきちんと応えてくれる内容でした。あとがきに﹁それでも、あまりに歪んだ議論が横行している中で、私の立場から言わなくてはいけないことがあると思ったのである。平和を掲げる人びとが、侵略されている国の人びとを侮辱し、軽視し、さらには無視するという倒錯が、私には耐え難かった。﹂とありますが、まさにそれは私の思いでもありました。 著者の加藤直樹さんはけっしてウクライナやロシアの専門家ではありません。朝鮮・中国などの東アジア問題などにずっと関心を持ち、その関連の文章を書いてきました。その加藤さんがウクライナ問題に関心を持ったのは2022年2月24日のロシア軍のウクライナ侵攻以降でした。ロシアのプーチン政権によるウクライナ全面侵略に衝撃を受けましたが、それ以上にその後の日本での言説に衝撃を受けました。いつもは侵略や植民地主義に
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今年後半は仕事に割かざるを得ない時間が多すぎて閉口した。9月には弊ブログの更新回数が一桁だったし、更新回数を増やした10月と11月は読んだ本がそれぞれアガサ・クリスティのミステリ1冊ずつという惨状。年末年始も来年早々の仕事のために一定の時間を割かざるを得ないが、それでもここ数か月の中では一番息がつける時期ではあった。今月読んだ本は、クリスティのミステリ1冊を含む4冊で︵年間トータルでは2012年以降最少の53冊だった︶、その中の1冊が今年前半に買ったまま積ん読になっていた下記の本だった。 www.chuko.co.jp 何しろウクライナのことは全然知らず、ウクライナ戦争が勃発した時には、なんでロシアが骨肉相食むような戦争を仕掛けたのかと訝るくらいの無知だったので、少しはウクライナについて知っておかなければならないと思ったのだ。 ウクライナというとチャイコフスキーの交響曲第2番﹁小ロシア﹂と
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