演説は、ニュージーランド議会のモーリス・ウィリアムソン議員︵当時︶が2013年4月、同性婚の法制化に賛成の立場で行った。世界的に称賛され、日本でも17年ごろからネット上で広まっていた。 ウィリアムソン氏は演説で、同性婚を承認する法案を巡り﹁社会の構造や家族にどのような影響を与えるのか心配し、深刻な懸念を抱く人たちがいるのは理解できる﹂と指摘。その上で﹁法案は愛し合う2人が結婚でその愛を認められるようにするという、ただそれだけのことだ﹂と訴えた。 反対している人たちには﹁︵法案が成立しても︶明日も太陽は昇る。あなたの十代の娘は何でも分かっているように口答えするだろう。あなたの住宅ローンは増えない。世界はそのまま続いていく。だから大ごとにしないで﹂とユーモアを交えて諭した。反対論も根強かったが法案は成立し、13年夏から同性婚が認められるようになった。
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