能登半島地震で甚大な被害が出た被災地の高齢者らを受け入れる石川県内の避難所で、要介護者が増えている。介護やリハビリテーション支援の人材が足りず、体を動かさない生活の長期化で健康状態を悪化させる人が後を絶たない。「2次避難所」のホテルや旅館などに移ることも難しく、専門家は支援が必要と強調する。(河野晴気)
![リハビリも入浴介助も十分できない…石川県内の避難所で「介護人材」不足、体調悪化させる人が続出:東京新聞 TOKYO Web](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/381557d85f882b8ea798cb620da106200e6f0daf/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fstatic.tokyo-np.co.jp%2Fimage%2Farticle%2Fsize1%2Fc%2Fa%2F4%2F0%2Fca40497c85f64d70b60f90c2d23f1be6_1.jpg)
最大震度7を観測した能登半島地震は、石川県内の医療機関に大きな影響を及ぼしました。医療費助成のための受給者証を地震で紛失した心身障害などの患者については、保険適用できなかった医療費を後から還付請求する償還払いで対応するよう県が医療機関に指示するなど混乱。県内の医療機関や保険医協会などが改善を要望し、23日から患者が受給者証を提示できなくても医療費の助成を受けられるようになったことが県への取材でわかりました。 県では心身障害者や子ども、一人親家庭などの医療費について、窓口での自己負担分を助成する独自の助成事業が行われています。対象となるのは受給者証を交付されている患者。助成を受けるためには医療機関の窓口で同証の提示が必要です。発災後、県には医療機関から受給者証を紛失した患者の取り扱いについて問い合わせがありましたが、確認できない場合、「償還払いで取り扱うように」と指示していました。 石川県保
能登半島地震で2次避難をしている被災者に提供された食事の写真を立憲民主党の議員が公開し、その内容が「酷すぎる」と話題になっている。 立憲民主党の杉尾秀哉参院議員が26日、自身のX(旧ツイッター)に「能登半島地震の二次避難先の金沢市内の宿泊施設で、避難者に夕食として提供されたお弁当」として写真を投稿。白米に少量の焼きそばとシューマイが付いているだけの簡素なもので、杉尾議員は「今日の松村防災相への申し入れでも、この写真を見てもらい二次避難先の環境整備の改善を要請しました」と記した。 画像はLINE(ライン)のスクリーンショットとみられ、どこの2次避難所かは明記していない。ある石川県在住者のブログにも「無料だから仕方がないと言うが。。。とある金沢の2次避難所の夜御飯」という文面と、同じメニューの別カットの写真が投稿されている。 Xでは「これは酷すぎる…」「中抜きされてるってこと?」「岸田の言う被
能登半島地震を受け、24日に北陸4県を対象に旅行代金を割り引く「北陸応援割」を実施すると明言した岸田総理。被災したため建物の補修工事を始めている富山県氷見市の旅館の総支配人は「びっくりしました」とおどろき、キャンペーンに向け工事を急ぎたいとしています。 TUT岸田総理: 「ゴールデンウイークまでの3月、4月を念頭に、北陸4県を対象として、1泊2万円を上限として、旅行代金を割り引く『北陸応援割』、これを実施することとしたいと思います。」 24日の参議院予算委員会で岸田総理は、「北陸地方には営業が可能な地域でも予約のキャンセルが相次いでいる宿泊施設が多数存在している」と指摘したうえで、3月から4月にかけて石川・新潟・富山・福井の北陸4県への旅行代金を最大で1泊2万円割り引く「北陸応援割」を導入する考えを表明しました。 こうした支援策について被災した富山県氷見市の旅館「うみあかり」の長田卓也総支
●地震後初めて確認、金沢で判明 能登半島地震の被災者で、新型コロナウイルスに感染した珠洲市若山町の比古咲(ひこさき)きみ子さん(87)が16日に亡くなっていたことが分かった。1日の地震後、コロナに感染した被災者の死亡が確認されるのは初めてで、災害関連死の可能性がある。避難所ではコロナやインフルエンザが拡大しており、専門家は対策の徹底を呼び掛けている。 ●入院前は避難所で生活 比古咲さんの長男孝さん(59)によると、比古咲さんは地震後、避難所の珠洲市飯田小に身を寄せていた。肝臓に持病があり、7日に治療のため金沢市内の病院を受診したところ、新型コロナの陽性と診断されて専用病棟に移った。その後、高熱を出すなどし、9日後に息を引き取った。 比古咲さんが入院直前まで過ごしていた飯田小は21日時点で107人が避難生活を送り、同日までに計12人のコロナ感染が確認された。陽性の住民は別室に隔離し、トイレ、
(写真)「必要なもの、好きなだけ持っていって」と話す農民連常任委員の水越久男さん(写真左)=20日、石川県輪島市(前田智也撮影) 能登半島地震の発生から22日で3週間になります。断水をはじめ、復旧・復興の先行きが見えないなか被災者や現地で医療・支援活動を続ける人たちの疲労やストレスが高まっています。農民運動全国連合会(農民連)は20日、石川県輪島市を訪れて支援物資を医療機関などに配布しました。「被災地で不安な日々を過ごす人たちに、少しでも力になりたい」と語りました。 米や野菜、肉や飲料水、自家製のみそなどが車2台にたくさん積まれています。農民連は今回、北陸信越の農民連会員から寄せられた物資を中心に持ってきたと話します。医療機関や市内で炊き出しを行っている人たちの所へ行き、「好きなだけ持っていって」と物資を渡すと、喜びの声が上がりました。 同市で医療活動をしている輪島診療所には、食料品と一緒
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