春を迎え、作物の芽が出始めたかに見える畑。 しかし、﹁ことしの畑はもうだめ﹂と肩を落とす、能登半島地震の被災地、石川・内灘町の農家。 内灘町の農家・東悦子さん﹁︵2023年の︶暮れに植えたけど、枯れる寸前。畑はことしはもうダメだね﹂ 内灘町は激しい液状化の被害に見舞われ、道路は波打ち、電柱は地中に沈み込んだ。 被害は、東さんのエンドウ豆畑にも及び、作物が育たない状態に陥ったという。 内灘町の農家・東悦子さん﹁なんか地面もでこぼこしてるし、ちょっと掘ったら水が出てくると思う﹂ 元日に起きた地震から2カ月半近くがたった今も、一向に進まない復旧。 ﹁イット!﹂は14日、そんな内灘町を町議会の七田議長に案内してもらった。 内灘町・七田満男議長﹁︵ちょっと傾いた電柱を︶直すのに1000万円以上かかる﹂ 自分たちの町には、まだ国の十分な支援が行き届いていない。 そうした中、国のある方針に強い不満を訴え
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