医学者、医師、歯科医師らでつくる﹁戦争と医の倫理﹂の検証を進める会は23日、東京都渋谷区でシンポジウムを開き、会場とオンラインで110人が参加しました。 スヴェン・サーラ上智大教授が﹁歴史修正主義から﹃ポスト真実﹄の時代へ﹂と題して基調講演しました。ドイツではナチスによるユダヤ人大量虐殺・ホロコーストを否定する右派政党が議席を獲得していることを紹介。﹁歴史学の科学性で歴史修正主義の非科学性を証明すること﹂が大事と話しました。 倉沢愛子慶応大学名誉教授は﹁ワクチン開発と戦争犯罪﹂をテーマに、1944年8月、日本占領下のインドネシア・ジャカルタの収容所で、破傷風ワクチンを接種した日本軍に従事した労働者たち﹁ロームシャ﹂が、破傷風で多数死亡した事件を報告しました。 倉沢氏は、この事件には日本陸軍の特殊部隊で生物戦や化学戦のために人体実験を繰り返した731部隊と関連する南方軍防疫給水部が関与したと
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