中国政府は、アメリカで﹁香港人権法﹂が成立したことを受けて、その対抗措置として、アメリカ軍の艦船が香港に寄港することを拒否するとともに、アメリカの複数のNGOに制裁を科すと発表しました。 制裁の具体的な内容は明らかにしていませんが、華報道官はニューヨークに本部を置く国際的な人権団体﹁ヒューマンライツ・ウォッチ﹂など5つのNGOを名指しし、﹁これらのNGOは反中国勢力を支持し、極端な暴力的犯罪行為をそそのかしたうえ、香港独立の分裂活動をあおっており、香港の混乱に重い責任を負っている﹂と述べて、香港の混乱はアメリカとNGOが原因だという立場を示しました。 そして﹁アメリカに対し、誤りを正し、香港問題に手を突っ込んで内政干渉することをやめるよう求める。状況しだいではさらに必要な措置をとり、断固として香港の繁栄と安定を守り、中国の主権と安全、発展の利益を守る﹂と述べて、アメリカを強くけん制しました