﹁賢い﹂﹁スキルを持っている﹂﹁誠実﹂なのに、ビジネスシーンで大した評価を得られない人たちをよく見てきた。 その大きな原因の一つは、彼らが﹁お金をもらうのがヘタだった﹂ことが挙げられる。 お客さんに良いサービスをし、社内でのウケも良い。 でも、最終的な﹁実績﹂という面で、彼らは平凡だった。 お金をもらうのが下手な人たち こうした﹁お金をもらうのが下手な人たち﹂は、広範囲な職種に存在している。 例えば、エンジニアやライター、弁護士や会計士など、技術的な職業に多い傾向だが、顧客に接することが多い営業やコンサルタントにも存在している。 例えば、私がコンサルタントだったとき、よく怒られていたのが、 ﹁お客さんのところに、必要以上に行き過ぎてしまうコンサルタント﹂だった。 経営陣は﹁コンサルタントは時間だけが売り物。必要な工数以上にお客さんのところに行くのは、八百屋が自分の店先の野菜を食べているよう