![「紀伊國屋書店」など3社が新会社設立へ 仕入れなどを共同で | NHK](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b251116f75f245988c39941361920d3adc6c1baf/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww3.nhk.or.jp%2Fnews%2Fhtml%2F20230623%2FK10014106901_2306230742_0623074340_01_02.jpg)
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大手書店のTSUTAYA(東京都渋谷区)が、出版社から書籍を購入し販売する「買い切り」方式を始めることを明らかにした。書籍の返品率を下げるのが目的で、出版社と合意次第、始めたい考えだ。ネット通販大手の「アマゾンジャパン」(目黒区)が2月、「買い切り」方式を年内に試験的に開始すると発表しており、これまでの出版流通を変える動きが加速している。 TSUTAYAによると、書籍を買い切る際、例えば書籍の20%だけを返品対象にするといった「返品枠」を設ける。ただ、それ以外の書籍は返品せず、値下げ販売もしないという。アマゾンも「返品枠」の設定を検討しており、この方式が同業他社にも広がる可能性がある。
ネット通販大手のアマゾンジャパンは31日、出版社から書籍を直接購入し、販売する「買い切り」方式を年内にも試験的に始めると発表した。同社は同日の記者会見で、「書籍の返品率を下げるため」と説明し、本の価格設定についても検討する考えを示した。 同社によると、買い切る書籍について出版社と協議して決定。一定期間は出版社が設定した価格で販売するが、売れ残…
結論: アマゾンの「バックオーダー発注」廃止は、流通改善に名目を借りた正味戦争の宣戦布告である。この戦争に敗北し、多くの出版社が個別直接取引(e託)に応じてアマゾンのみに特恵条件を与えることは、破壊的な状況をもたらす。 また、直接取引をしたところで流通が改善するという保証はない。アマゾン依存度が上がるほどに、苛烈な「ご提案」に逆らえない状態となる。 在庫ステータス管理の問題は、業界が抱えつづける課題ではあるが、このアマゾンの施策とはほぼ関係ない。 長くなってしまったので、結論を先に書いた。これに納得できた人は、この先は読まなくてもいい。そうでない人、「僕と契約してe託出版社になってよ」と囁く声に揺れている人に向けてこれを書く。 その提案書には、いくつもの重要な点が省かれているからだ。 取引正味の現状 現在、出版業界の正味標準は以下のようになっている。 出版社から取次への引渡
紀伊国屋書店が8月21日、「インターネット書店への対抗策」として、村上春樹氏の著書の初版10万冊の9割を出版社から直接買い取り、自社店舗のほか他社の書店に限定して供給する、と発表したことは、日本の書籍流通における歴史に画期を成す出来事と言える。それは栗田出版販売の倒産に続く、日本的流通の自壊における里程標を示すものだ。 紀伊國屋書店の「宮廷クーデター」 俗受けする衣装を纏ってはいるが「敵」がアマゾンでなく、取次制であることは明白だ。紀伊國屋は取次不要を宣言したのだ。それが「今回のような儲かりそうな本に関しては」という商売優先の限定付なのか、それとも「日本にはもはやそうしたものは不要である」という新秩序のビジョンをもったものかは分からない。たぶん同じことだろう。 第1に、これは大手書店が(既存の取次をスルーして)DNP=大手印刷会社と組んで買切り・直仕入を行い、他の書店への再販売も行うという
帝国データバンクによると、出版取次で準大手の栗田出版販売(東京・神保町)が6月26日、民事再生法の適用を東京地裁に申請した。負債総額は昨年9月末時点で134億9600万円と、出版取次の倒産では過去最大という。同業の大阪屋が支援を表明している。 1918年(大正7年)創業の老舗。雑誌を主体に幅広いジャンルを全国の書店約1800店に販売し、大手と異なり中小・零細規模書店との関係構築を重視していた。 1991年10月期には701億7900万円の売上高を計上していたが、出版不況が進む中で業績が悪化し、2014年9月期の売上高は329億3100万円にまで落ち込み、債務超過に転落していた。 関連記事 Amazon、発売後一定期間経った書籍を値下げ販売 「もしドラ」など110冊を期間限定で2割引き Amazonが新品書籍の値下げ販売を期間限定で実施。「もしドラ」などベストセラーを含む110タイトルを2割
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前年同月比100%となり、2006年6月以来3年10カ月ぶりに前年割れに歯止めがかかった。同社では、4月16日に発売された『1Q84 BOOK3』(新潮社)の発行部数が4月末までに80万部を記録したことが要因とみている。 ジャンル別では、文庫が同3.3%減と3カ月連続で前年を下回った。前年同月の上位10銘柄と比較すると、売上金額は同5.3%減、売上冊数は同5.1%減となった。一方、文芸書は、同18.4%増と『1Q84』シリーズが売上げ全体を大きく牽引した。 客単価は同1.7%増と2カ月連続で前年を上回り、1人あたりの買上げ冊数は同1.1%増、商品単価は同0.6%増となった。
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