アキバで外国人を見ない日はない。中央通りに大型観光バスが停まり、十数人の外国人ツアー客が列をなしている光景は、もはやおなじみだ。家電製品を大量に購入する中国や韓国の観光客は昔から多かったが、最近では欧米人がフィギュアの詰まった紙袋を両手に抱え、歩行者天国となった中央通りでメイドさんを撮影している光景もよく見かける。 この著しいアキバの国際化には、国土交通省が展開する﹁ビジット・ジャパン・キャンペーン﹂が関係している。その内容は、2010年までに訪日外国人旅行者の年間1000万人達成を目標に掲げており、世界有数の電気街であるアキバも重要拠点と目されているのだ。 このプロジェクトの推進を支援している日本ツーリズム産業団体連合会︵TIJ︶は、観光地としてのアキバを重要視しており、外国人観光客向けの無料ガイドツアー﹁秋葉原新発見ツアー﹂を05年11月より開始し、07年7月から通年化。2008年以降
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