バグとグリッチ 最近、私が気に入っている神田神保町の﹁GLITCH・COFFE&ROASTERS﹂︵グリッチ・コーヒー&ロースターズ︶というカフェがある。狭い店内の5分の1は占めてしまう巨大な焙煎器もだが、なんといっても﹁GLITCH﹂という名前がいい。︵今回は﹁週刊アスキー連載中の﹃神は雲の中にあられる﹄より転載です︶ “GLITCH”というのは﹁ ︻名詞︼︻可算名詞︼︽口語︾1︵機械・計画などの︶欠陥、故障 ︹in︺。2電力の突然の異常﹂︵Weblio︶という意味だが、私的には﹁millennium glitch﹂︵2000年問題︶がすぐに頭にうかんだ。 要するに、“Bug”︵バグ︶が、プログラムやハードウェアの欠陥のことだとすると、それの発症が“Glitch”︵グリッチ︶なのだ。バグについては、よく語られているし私も﹃近代プログラマの夕﹄︵拙著=ホーテンス・S・エンドウ名で絶版だが︶