行動に関するn-eのブックマーク (4)
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まだアメリカ独立戦争が始まってなかった1772年、ベンジャミン・フランクリン︵危険な雷実験を敢行し避雷針を発明、サマータイムなどを発明したが、特許は取得せず、利益をいきなり社会に還元した︶が、イギリスの友人である化学者ジョセフ・プリーストリ︵酸素の発見者、消しゴムや炭酸水の発明者でもある︶に手紙を書き送り、そのなかで勧めた﹁心の代数﹂(Moral Algebra)、といってもピンと来ないかもしれない。 だが、以下の説明を見れば、おそらく聞いたことがあるか見たことがあるではないだろうか? 中には既に使っている人もいるに違いない。1.まず紙の真中に縦の線を一本引こう。準備はこれだけである2.そして、いま決定したい事項について、賛成する理由を線の左側に、反対する理由を線の右側に、それぞれ書いていく。 フランクリンは、この作業に時間をかけるよう勧めている。﹁数日に渡り,折に触れては、賛成の側、
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2002年、ペンタゴンは、冷戦終結以降、最大規模の軍事作戦演習を行った。イランへの攻撃を想定した、﹁ミレニアムチャレンジ﹂と名付けられたこの演習は、情報化、ネットワーク化の行き届いた、最新装備の米軍が無敵であることを証明するための演習だったはずなのに、時代おくれの装備を与えられた﹁仮想イラン﹂軍に、﹁仮想米軍﹂は歯がたたなかった。 ポール・バン・ライパー退役中将が率いた﹁仮想イラン﹂軍は、ことごとく米軍の行く手を遮ることに成功した。 ペルシャ湾岸に入った米艦隊は、イラン軍の自爆船、対艦巡航ミサイルによる攻撃を受け、米戦艦のほぼ半数が沈められるか、作戦遂行ができない状態に追い込まれた。これはパール・ハーバー以来の大失態だった。 情報の伽藍に圧倒される ﹁第1感 ﹁最初の2秒﹂の﹁なんとなく﹂が正しい﹂という本に登場するこのエピソードの主役、ポール・ヴァン・ライパー退役海兵隊中将がどうして強か
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﹁その道具を定義する動作﹂というものがあって、そこに何か新しい動作を﹁足す﹂ことは難しいし、 そこから何かを﹁引く﹂、あるいは﹁隠す﹂と、今度はその道具が持つ意味が書き換えられてしまう。 足すのは難しい 大学に入っていた電子オーダリングシステムは、自分のIDと、パスワードとを打ち込まないと、 PCが稼働しないようになっていた。これがものすごく面倒で、結果として、誰かがログインしたら、 そのIDをそのまんま使い回したり、ログインしたあと、﹁次に使う誰かのために﹂、 ログアウトしないでPCをそのまんま放置したりだとか、ルール違反が当たり前だった。 近所の病院に入っているシステムはもう少し上等で、職員はみんなカードを持っていて、 PC備え付けのカードリーダーにカードを通すと、そのPCにIDが認識される用になっている。IDを打ち込むのに比べれば進歩したんだけれど、カードをリーダーに通す、その
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命令だとか理屈、説得といったやりかたとは別に、 ﹁もの﹂それ自体に込められた情報を利用したやりかたは、 その人の振る舞いを、強力に縛れるような気がしている。 風邪に食べ物を処方する タミフルなんかはむしろ例外的で、風邪みたいなウィルス感染症に対して、 自分たち医療従事者ができることなんて、実際問題ほとんどない。 それが本当にウィルスの感染症ならば、暖かくして家で休んでいることが、本人のためにも、 まわりの人のためにも一番望ましいのだけれど、たいていの人は、守れない。 こういう患者さんに対して、風邪薬を処方して、﹁家で安静にして下さい﹂なんてお願いするのでなしに、 ﹁暖かくして家で寝るためのセット﹂を、保険で﹁処方﹂してしまうと、家で安静にする人が 増えると思う。 ﹁安静にして下さい﹂なんて言われたところで、何もしないでじっとしているのは苦痛だし、守れない。 ところがそれがあんまり積極的に食
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