自民党の﹁生活保護プロジェクトチーム﹂︵座長・世耕弘成参院議員︶がまとめた生活保護改革案が1日、分かった。﹁働ける世代﹂の受給者が増えていることから、職業訓練など自立支援プログラムを充実させることにより、生活保護からの脱却を促進。給付水準を10%引き下げ、全体で歳出を8000億円削減する。同党は次期衆院選公約に目玉の一つとして盛り込む方針。 生活保護受給者は2011年に208万を超え、過去最多を更新。支給総額も既に3兆円を突破した。自民党は民主党政権の﹁ばらまき﹂体質も背景にあるとみて、﹁自助﹂を基本に違いをアピールしたい考えだ。 ︻関連記事︼ 生活保護、208万人超=昨年12月、6カ月連続最多更新−厚労省2%のインフレ目標導入=自民が﹁政策ビジョン﹂ 険しくなった﹁話し合い解散﹂への道〜野田・谷垣密会の裏事情〜 ︻特集︼野田佳彦改造内閣閣僚名簿(2012年2月10日)