ナイキが制作し公開したCMは、予想されたとおりに一定の反発と、称賛と、様々な議論を読んでいます。 私はもちろんこのCMについて肯定的な立場に立つものですが、中には不買運動などを主張したり、Twitterで怒りの感情を吐露するユーザーも居るようです。 このような怒りが適切なものであるかどうかは別にして、そもそもなぜこのような﹁社会的な﹂CMが作られたのかを解説しましょう。 話は2年前にさかのぼります。ナイキが﹁Just do it﹂キャンペーンの30周年の記念キャンペーンとして広告塔に起用したのは、コリン・キャパニックというNFLの選手です︵動画のアフロの人︶。 彼は優れたQBではありますが、ペイトン・マニングやトム・ブレイディのような﹁殿堂入り﹂級の選手ではありません。おそらく、ほとんどの日本人はコリン・キャパニックのことを知らないでしょう。 あなたが知っていたとすれば、NFLに詳しいか
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