12月6日、特定秘密保護法案が先日の衆議院に続き、参議院でも可決された。そこで、改めてこの特定秘密保護法について話をしたい。 先月11月29日の﹁朝まで生テレビ!﹂は、特定秘密保護法案を取り上げて激論をした。法案への反対側は、青木理さん、長谷川幸洋さん、江川紹子さん、手嶋龍一さんなど、ジャーナリストたちが揃った。一方、与党側は元防衛庁長官の中谷元さん、総理大臣補佐官の磯崎陽輔さんが出演した。彼は、今回の法案の直接担当者だ。 番組では、この法案に反対する側から、次のような意見が出た。﹁チェック機関がない﹂﹁対象分野が曖昧﹂﹁恣意的な運用が可能﹂﹁取材が実質規制される﹂。対する政府側は、﹁そんなことはあり得ない﹂と答えていた。僕の考えは、この法律は必要だが、法案自体に不備があるというものだ。 司会という立場から、中谷、磯崎両議員を一歩引いて見ていると、決して﹁国民を騙そう﹂とか、﹁ごまかそう﹂