いつの時代も、若者は最新のファッションを好むもの。環境意識が高いと言われるZ世代は、同時にファストファッションをこよなく愛し、数回着ただけでそれらを手放してしまう存在でもある。何が彼らを、このような矛盾した消費行動へとかき立てているのか。1回着たら﹁さようなら﹂ 英中部ノッティンガム出身の学生アレシア・テレスコ︵21︶は、同じ服を2回着てソーシャルメディアに写真や動画を投稿することはめったにない。 そんなわけで、2021年9月のはじめに、友人の誕生日を祝おうと新しいミニドレスをZARAで購入した。スパイラル模様がプリントされた70年代風のドレスで、価格は27.99ポンド︵約4400円︶だった。 テレスコはそのドレスを身に着けた写真に﹁親友との週末﹂とキャプションをつけ、インスタグラムに投稿。﹁いいね﹂が296件つき、ドレスはリセールアプリ﹁Depop﹂に出品されることとなった。テレスコは
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