YouTubeに投稿されている中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突する場面 ﹁国民に非公開﹂だったはずの映像が、インターネットに流出した。沖縄・尖閣諸島沖で9月に起きた中国漁船と海上保安庁巡視船の衝突事件。映像からは、漁船があからさまに巡視船にぶつかって来る様子がみてとれる。警視庁などの国際テロ関連の文書流出に続く捜査機密の漏出。危機管理の甘さは、深刻な事態だ。 ビデオ映像の﹁流出元﹂と疑いがかけられている海上保安庁。 鈴木久泰長官ら幹部は5日午前1時ごろ、報道機関からの問い合わせで映像の流出を知った。 午前3時ごろ、同庁の広報担当者らは次々と東京・霞が関の同庁本庁に駆けつけた。庁内のパソコンではユーチューブなどの動画投稿サイトへのアクセスは制限されており、登庁前に自宅で映像を見た職員も多かった。 映像に寄せられたコメントのほとんどは﹁よくやった﹂などと投稿者や海保を称賛する書き込