今月発売された吉本ばななさんの小説﹁ふなふな船橋﹂の単行本︵税別1300円︶が、作品の舞台となった船橋市で爆発的に売れている。船橋のお店やスポットが実名で出ており、吉本さんのファン層を超えて読者が広がっているようだ。朝日新聞出版の担当者も﹁船橋の市民愛はすごい﹂と驚いている。 ﹁ふなふな船橋﹂は3~8月、朝日新聞夕刊に連載された。主人公の花は、父が借金を作って夜逃げし、母は別の男性と結婚することになったため、15歳から叔母と船橋で暮らし始める。花の心の支えとなっているのが船橋市非公認キャラの﹁ふなっしー﹂だ。今月7日に発売された単行本の帯には、﹁全梨がブシャッた!﹂などと、ふなっしーが推薦文を記した。 JR船橋駅南口からすぐのときわ書房本店では、入り口付近に﹁ふなふな船橋﹂が平積みされている。文芸書担当の宇田川拓也さん︵40︶は﹁船橋の本屋として応援したい作品。こんないいチャンスはない﹂と
![「ふなふな船橋」地元で大人気 単行本売れ行きグングン:朝日新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b422cae5878fd4a4edae656ebbe00c6301611a06/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.asahicom.jp%2Farticles%2Fimages%2FAS20151029003418_comm.jpg)