オフレコ懇談の﹁罠﹂にメディアはどう向き合うか ﹇3﹈﹁菅氏が沖縄2紙と懐柔密会﹂報道のメッセージ 阿部岳 沖縄タイムス記者 福島と沖縄――国家の繁栄のために原発と基地という迷惑施設を押しつけられている﹁苦渋の地﹂で今、何が起きているのか。政府や行政を監視する役割を担うメディアは、その機能を果たしているのか。権力におもねらない現地在住の2人の新聞記者が﹁ジャーナリズムの現場﹂をリレーエッセーで綴ります。 これまでの連載記事はこちら(↓) 連載 福島と沖縄 ジャーナリズムの現場から 同僚が﹁フライデー﹂された。強烈な脅し。あの日、菅義偉という人物の恐ろしさを思い知った。 ﹁スクープ撮 菅官房長官が﹃沖縄タイムス﹄﹃琉球新報﹄と“懐柔密会”﹂。2015年6月12日発売の週刊誌フライデーに、こんな見出しが躍った。オフレコ懇談を終え、満足そうな表情で引き揚げる菅氏、それを折り目正しいお辞儀で見送る
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