■ニセ科学の横行 ﹁発掘!あるある大辞典Ⅱ﹂のデータねつ造事件以来、様々なメデイアが同じような﹁都合の良い﹂情報を流していることが指摘されています。特に、﹁科学﹂の衣を着て、もっともらしく消費者を騙し、特定の商品を販売する悪質な商売は後を絶ちません。 石けんも例外ではありません。石けんは環境に良さそうだ、安全そうだというイメージを消費者に訴えるために、とんでもないニセ科学が使われることがあります。 石けんは万能ではありません、石けんカスの問題、有機物負荷の問題など多くの欠点も持ち合わせています。それらを正しくとらえ、使いやすいように工夫することで、石けんの長所を生かすことが重要です。 ここでは、石けんにまつわるニセ科学について、考えてみましょう。 ■石けんは1日で分解する ﹁石けんは1日で分解するので環境に優しい﹂、﹁石けんカスは魚のえさになる﹂、﹁合成洗剤はいつまでも環境に残留する﹂・・