◇伊藤園﹁発言の真意分からない﹂ 川勝平太知事が26日、静岡空港内にあるペットボトル茶の広告について﹁何であんなものを飾るのか。煎茶︵せんちゃ︶の文化だからボトルは困る﹂と、あげつらう一幕があった。 静岡茶を﹁空の玄関﹂でもっと売り込むべきだ、との熱意のあらわれとみられるが、広告を出している大手飲料メーカー﹁伊藤園﹂は﹁やめろというなら掲示をやめるが、広告料は払っている。知事の発言の真意が分からない﹂と話している。 知事の発言は、自民党県連の幹部らが新茶の凍霜害への対応を求めて訪問した際、飛び出した。面会は報道公開され、川勝知事は、空港ビル内の同社広告について﹁静岡のお茶か、と思ったら、東京︵の企業︶だ﹂とも述べ、不満をあらわにした。同社などによると、この広告はペットボトル茶を茶畑をあしらってPRしている。 同社広報部は﹁広告のデザインは空港会社とも相談し、静岡の茶畑もイメージした。静岡茶