岡崎市立中央図書館事件[http://www26.atwiki.jp/librahack/] を見ても感じるのだが、ひどいシステムを導入あるいはひどい運用をされているにも関わらず、発注側担当者が開発会社あるいは運用会社をかばうという「IT版ストックホルムシンドローム」が、自治体においては良く見られる。 ストックホルムシンドローム[http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%83%A0%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4] とは、 犯罪被害者が、犯人と一時的に時間や場所を共有することによって、過度の同情さらには好意等の特別な依存感情を抱くことをいう。 (中略) 「警察が突入すれば人質は全員殺害する」となれば、人質は警察が突入すると身の危険が生じる
みずほ証券と東京証券取引所の裁判が泥沼化している。株の誤発注トラブルで、みずほ証券が東証に対して巨額の損害賠償を求めている裁判だ。 事の発端は2005年12月。新規上場した人材サービス会社、ジェイコム株の売り注文を受けたみずほ証券の担当者が、「1株を61万円」とすべきところ、誤って「1円で61万株」と東証の取引システムの端末に入力してしまったのだ。 間違いに気づいたみずほ証券側はすぐさま注文の取り消し処理を行なうが、何度入力してもシステムが受け付けない。慌てて東証のシステム部門に電話で取り消しを依頼すると、「東証の端末からも取り消し処理はできない」との返答。みずほ証券はやむなく自己勘定で買い戻しの処理を行ない、結果、約407億円もの損失を抱えることになってしまった。 当初は東証側もシステムの不備を認め、一定の金額を支払う方向でみずほ証券側と協議を続けていた。だが、東証が提示した額(約
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