知り合いに香港に転職した人間がチラホラいるので、そんな気はしていたのだが 既にアジアの一流の人材は日本ではなく、シンガポールや香港を目指すらしい。 ﹁優秀な人材に来てもらうにはガラスの天井をどうにかするしかない﹂というのは その通りなのだが、ガラスの天井というのは何もナショナリズムや排外主義ではなく、 要するに終身雇用のことだ。 彼ら外国人に﹁日本で骨を埋めろ、滅私奉公しろ﹂というのは酷な話で、選択肢の 広い優秀層には相手にされない。たとえば、中国人留学生なんて、日本人学生とは 比較にならないほどアグレッシブな質問をぶつけてくる︵しかも優秀な人材が多い︶。 ﹁初任給はいくらですか?﹂ ﹁ええと、330万円くらいかな﹂ ﹁そうですか…ではいつになったら一千万円に行くのですか?﹂ ﹁たぶん、15年くらい真面目に働いて、運よく課長に昇格できたら行くと思うよ﹂ もうこの時点でたいがいの優秀層は来な
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