おれが不老町の交差点で信号待ちをしていると、夏なのに黒いロングコートを着た男が話しかけてきた。 「……カープが首位陥落したな。どういうことだ?」 「現有の戦力で首位にいたほうがおかしい。末包すらいなくなったんだぞ」 「投手陣は充実している」 「とにかく打線がだめなんだ。相手のエラーがなければ点も入らない。末包の帰りを末しかない。島内もリフレッシュさせる。勝負はまだ先だ」 信号が変わった。おれは歩き出した。男も歩き出した。 「団子状態セ・リーグだ。最下位もあっという間だぞ」 「先発がしっかりしている。大型連敗はないものと信じるしかない」 「このままずるずるいくんじゃないのか?」 「いや、今は二位でいい。打鐘もまだだ。決勝線で微差でも勝利していればいいのだ」 「二位でいいのか。石丸は今やネットでも袋叩きだ。そして、蓮舫がどうなったと思っている。今ごろ党本部の地下で黒パンと塩のスープをすすってい
ティム・オライリーとシリコンバレーの贖罪 2024.07.10 Updated by yomoyomo on July 10, 2024, 11:00 am JST きっかけは、『ブログ 世界を変える個人メディア』や『あなたがメディア! ソーシャル新時代の情報術』の著書で知られるジャーナリストのダン・ギルモアが、16年務めた教職を辞すという「引退」について書いているのを4月に読んだことでした。 調べてみると、彼は1951年生まれの73歳らしいのですが、ふと、自分が20年以上前からその言説を参考にしてきたベテランたちの何人かも70歳前後なのに気付きました。それは例えば、ブログやポッドキャストの発展に大きく関わったデイヴ・ワイナーや、やはりベテランブロガーにして『グーグル的思考』、『パブリック 開かれたネットの価値を最大化せよ』、『デジタル・ジャーナリズムは稼げるか』の著書で知られるジェフ・ジ
スティク掃除機を初めて買おうとしているそこのお前 そう、お前だ マキタだのダイソンだなんだのスティック掃除機の有名どこのポジキャンされて、深く考えずダサくて古臭いキャニスター(コンセント繋ぐゴロゴローって転がす掃除機のこと)から買い換えようとしているそこのお前 1分でいい 時間をくれ そう長くはかからない スティック掃除機のことをもう少し知って欲しい ①バッテリー いいか スティック掃除機はほとんどが充電式だ 充電式ということはスマホと一緒でリチウムイオンバッテリーが中に入っていて、当然バッテリーは寿命が来る 毎日フルで使ってざっくり2年、ダイソンなら3年計算だ そうなった時のバッテリー交換代金は バッテリーが着脱できるものなら8000〜12000円 できなければ16000〜だ みんな大好き吸引力めちゃ強ダイソンも当然そう 5万ぐらいの安いモデルは一体型バッテリーだから16000円〜のコス
ある道徳観について、自分と相手のずれにずっと引っかかっていたのだが、あるとき相手の道徳観に合うであろう出来事があった。 相手の道徳観の根拠がわからず、何かにつけてあの人はどうしてあのような道徳観なのかと、その道徳観に疑念を持った。理解はできるが納得ができなくて、ときどき思い出してはため息をつきたくなった。ここまで数年、今となってはその道徳観に至る理由を、冒頭の出来事にからめていくつも挙げることができる。あのときはわからなかったというより、わかろうとしていなかったのかもしれない。しかしわからないことをあきらめきれず、自問自答していたらふいに開けたところに出たようである。 その人は身内でもないし、その人について知っていることは少ないし、これからもかなり距離のあるつき合いになるだろう。ただ、相手の道徳観や価値観などのものの見方や考え方には、それまでの環境や経験なども影響を与えていることは確かだっ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く