* * * * * * * 訳者より ヴィトゲンシュタインは論理哲学論考の本文のはじめに次のような註を附している。 各文の番号としての小数は、当の文の論理的重要度、私の叙述においてその文に置かれているアクセントを示唆する。文 n.1、n.2、n.3 等々は No. n の文への註であり、n.m1、n.m2 等々は No. n.m の文への註、以下同様。 これに従って原文の一部とオグデンによる英訳全篇をハイパーテクスト化して公開しているサイト︵www.kfs.org/~jonathan/witt︶があるが、それを真似て日本語版をつくってみた。︵なお、原文全篇をハイパーテクスト化して公開しているサイト︵tractatus.hochholzer.info︶もある。︶ 翻訳に際しては、edition suhrkamp の Tractatus logico-philosoph